英田サキ 『デコイ 囮鳥/迷鳥』
デコイ 囮鳥 (SHY NOVELS 207)デコイ 囮鳥 (SHY NOVELS 207)
(2008/08/28)
英田 サキ

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デコイ 迷鳥 (SHY NOVELS 209)デコイ 迷鳥 (SHY NOVELS 209)
(2008/09/05)
英田 サキ

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満足度★★★★★
濃密度★★★★★


あのエスのリンク作ということで、とってもとっても楽しみにしていました。
前作を知らなくても問題なく読めますが、逆にこれから「エス」も読むと決めている人は、順番通りに読んだ方がいいです。エスのその後がネタバレしちゃいますので。

プロの殺し屋(火野)×記憶喪失の男(安見)
関東侠和会のヤクザ(加賀谷)×関東侠和会のヤクザ(那岐)

「囮鳥」が上巻、「迷鳥」が下巻です。
2組のCPが同時に描かれており、尚且つ世界観・設定をずっしりぎっしり詰め込んだお話でした。
前半濃密な説明の上に殺伐とした空気が重なりかなり気鬱になりかけたのですが、読み終えてみればちゃんとBLとしての盛り上がりやキュンなところがメインになっていて、とても楽しめました
エスのふたりも上巻「囮鳥」の中にチラっと登場しています。
ファンとしてはもっとがっつり出てきてくれても!と思う反面、本書の空気や主役を食うことなく、いい感じのご登場だったとも思います。
ネタバレ反転→つーか、兄!篠塚兄!!!!美味しいトコ取りというべきか気の毒キングというべきなのか物凄い迷う役どころだな!反転終了。ここだけ反転にする意味あるのかなと思いつつ、なんか一巻のラスト的に隠しといた方がいいのかなと(苦笑)エスを読んでれば最初からバレバレだし、読んでなければ隠す意味もないんだけど…。
火野はもっと壊れた狂気な人かと(安見がどうなっちゃうのかと)不安でしたが、後半那岐の件も含めて大変満足な纏まりでした。加賀谷がすっごくイイ男で(そして可愛い男で)、那岐はこれから思いっきり幸せにしてもらえばいいと思いました。ラスト頁がとても好きです。
後書で英田さんが読者に貴方は「火野・安見派」「加賀谷・那岐派」それとも「火野・那岐派」!?と問いかけてましたが、苗は「加賀谷那岐派」です
大変濃厚で、読み応えのある作品でした。

で、あのー。
巻末の「デコイ」&「交渉人」シリーズ連動全サって…。
また、本にを入れろと
10月に交渉人の続編が!(「交渉人は黙らない」榎田尤利著)というのは大変な朗報でしたが、つまりは交渉人の最後のページにも鋏を入れろと…orz
勿論応募しますけどねっ。
奈良先生繋がりかしら〜。
エスの冊子は出会った時には締め切り過ぎてて涙した(そして某所で阿呆な値段で購入した…)ので絶対忘れず応募しますともっ。あれくらいサービスのいい小冊子だと嬉しいなー

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【2008/09/08 23:13 】
英田サキ | コメント(0) | トラックバック(0)
榎田尤利 『獅子は獲物に手懐けられる』
獅子は獲物に手懐けられる (SHY NOVELS 210)獅子は獲物に手懐けられる (SHY NOVELS 210)
(2008/08/28)
榎田 尤利

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満足度★★★★☆
痛みに負けてひとつ減です。

「Pet Loversシリーズ第2弾!

…ん?
シリーズになったんですね!
「Pet Lovers」は派遣者をペットに見立てて営業する、ちょっと趣向の変わったお高い会員制デートクラブなのです。
前作『犬ほど素敵な商売はない』の感想はコチラ
舞台は共通していますが、一話完結なのでどっちから読んでも全然OK。


今回はペット×依頼主です。
ペットはライオンさんです。年下攻です。

ライオン(真:シン)×呼吸器内科の医師(千昭)

毎度榎田さんには出だし数行でヤラレテしまうのですが、今回も1ページ目のPet Lovers紹介文だけで物凄くウキウキしちゃって、勿体無くて中々ページが捲れませんでした。

がしかし。

ウキウキ感は出だしだけで、中身はどっちかというとハラハラ感で一杯です。
端的に言いますと、

…痛いです。

第三者(義兄他)による虐待暴力描写がたっぷりあります。
そういうのが苦手な方は注意が必要です。
かく言う苗も苦手な人なんで、あまりの痛々しさに途中で挫折しそうになりました。
1作目のような倒錯的なお話ではないんですが、その分痛さは極まっています。もしやこのシリーズはちょっとこういったノリで進むのかしら?

とはいえ、勿論痛いばかりではありません。
痛いばかりでは楽しく読めない。読み返せない。
ライオンさんは素敵な獣です。
男前で懐深く、何者にも囚われず自由に生きる。男娼なんかしててもちっとも荒んだ影の無い、まさに百獣の王なのです。そんな彼が千昭に惹かれ、なんとか救いたいと必死になり守ろうとする描写はぐっとくるし、ベッドシーンもドキドキです。
義兄が酷いんで余計に輝いて見えます(苦笑)

夜のベランダで千昭が真に電話して「説得ゲーム」をするシーンがまた秀逸で、何もかもがどうでもよく、生きることの意味さえ見出せなくなった瞬間、もしこの時に偶々千昭がかけた相手が真以外の誰かだったなら、千昭は飛び降りていたかもしれない。そう思えました。

鳴り続けていた電話が切れる。途端に痛いほどの静寂が訪れ、千昭の肩に手を置いた。
p203.


ひたひたと侵食する闇の重さに泣きそうになる!!!
そしてちゃんと千昭を救う言葉を叫んでくれる真が大好きだ!

最初はいつ終わるか分からぬ義兄の暴力に鬱々としちゃったんですが、再読したら「ちゃんと幸せになれるから!」「あとちょっとでこのシーンは終わるから!」「ガゼル千昭は強い子!」と唱え、ラブな部分を楽しめました

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【2008/09/02 21:35 】
榎田尤利 | コメント(0) | トラックバック(0)
日生水貴 『綺麗な彼は意地悪で』
綺麗な彼は意地悪で (角川ルビー文庫 117-1)綺麗な彼は意地悪で (角川ルビー文庫 117-1)
(2008/01/01)
日生 水貴

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満足度★★★★★
驚き度★★★★☆



「淫らな彼に触れたくて」が面白かったので読んでみました。
発行はこちらの方が先です。
淫らな〜感想はコチラから。

前作から推測するに、弟への強烈なブラコン振りを発揮しているお兄ちゃんが当然コチラで出張ってきて、弟を猫可愛がり、攻に嫌味で応酬し二人の仲を引き裂こうとするんでしょ?!と覚悟して読んだんだけど。
全然そんなことはなかったです。
というか、

お兄ちゃん、出てこなかった… (  д )゚ ゚

え? なんだこれ?(笑)

「狩野。もしかして狩野将吾の弟さん?」

で、舞台役者で最近人気〜って説明があって、それっきり、です(爆笑)
苗は攻には受だけを熱愛して欲しい人なので、将吾が弟を好きっぽい描写を見ずに済んでホッとしました★

で、本編感想です。
幼少時、性別不詳の謎の人気モデル「篝(カガリ)」だった志月は、ある出来事がきっかけで引退し人目を避け、母が経営する芸能事務所の事務方として働いている。
ある日母から憧れのハリウッド俳優宰川のマネージャー役を言いつけられる。
宰川は過去に篝と共演したデビュー作の映画「逃走者」の続編を撮る為に帰国してきたのだ。
志月は素行の派手な宰川を二十四時間マネージャーとして見張るために彼の家に同居することに。
「篝=志月」だとは気づかない宰川に、ホッとするような寂しいような複雑な志月。
宰川にちょっかいを出されながら徐々に距離を縮めていく二人なのですが、十一年前篝が演じた「万里」のその後の役に抜擢された青年、羽村が訪ねてきて「役作りのためここに同居する」と言い出し…

以下物語を楽しむのに関わるネタバレなので未読の方はご注意下さい。
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【2008/08/14 22:05 】
日生水貴 | コメント(0) | トラックバック(0)
日生水貴 『淫らな彼に触れたくて』
淫らな彼に触れたくて (角川ルビー文庫 117-2)淫らな彼に触れたくて (角川ルビー文庫 117-2)
(2008/07/01)
日生 水貴

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満足度★★★★★
切なさ★★★★★


「綺麗な彼は意地悪で」スピンオフ作品。
前作感想はコチラから。


台俳優(狩野将吾)×CM制作会社のPA(鹿角千尋)

熱愛する実の弟に恋人ができ、落ち込んでいる将吾。
そんな将吾にずっと密かに想いを寄せていた千尋は、自棄酒を呷る将吾に言います。

「慰めてやろうか」
「前に言ってたよな。俺と弟、声が似てるんだろう?」

ずっと親友だった男に、想いを打ち明けられずに「身代わりにすればいい」「男と寝てみたかったんだ」と嘘をついて関係を始めるパターン。
もう千尋の一途さにノックアウトですよっ。
必死に男好きの淫乱を装って、それをそのまま将吾に誤解されて。
「おのれ将吾!さっさと千尋を幸せにしなさいー!」と握りこぶしを固めながら読んでました(笑)
だって将吾、どう見ても千尋のこと好きだもの。
抱いて以降の態度があからさまですもの!
寡黙な攻というのはこういう時中々誤解から進まずに美味しい大変ですね

二人の「関係」が始まってから、舞台俳優である狩野将吾が出演するCM撮影の依頼が千尋の勤めるCM制作会社にきます。
カメラマンになる夢を家庭の事情により断念した千尋は、それまでずっと将吾の写真を撮り続けていて、協力するように言われるのですが、その辺の描写とかもう切なくてキュン死するね!
BL以外の部分も面白く読ませ、なおかつその部分をBL部分に帰結させるのが上手な作家さんなのかな。大好きなパターンです。

両想いになった後、セックス時可愛い態度を示す千尋に、
こんなに恥ずかしがり屋だなんて知らなかった、
つくづくもったいないことをしていた。

と反省する将吾にその通りー!
と叫んだのは言うまでもありません

ところでタイトル。読後、
淫らなのは千尋さんか?
つーことは千尋さんに触れたくて堪らない将吾さんなの?
と思ったらちょっとトキメイた

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【2008/08/14 22:04 】
日生水貴 | コメント(0) | トラックバック(0)
妃川螢 『甘いくちづけ』シリーズ全14冊
盟約の恋鎖 (リーフノベルズ)盟約の恋鎖 (リーフノベルズ)
(2006/11/29)
妃川 螢

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リーフなので今絶版なんですが(若干密林にまだあるっぽい?)、読んでみた。
正直、読むのはやまったかなー、と思う。
コレ、いずれ「書き下ろし付」とかで他社で再版されるんじゃね?
というのが!今から悔しいデス(笑)

シリーズは大まかに2パターンに分かれています。
学園物サイドの「Sweet」
ヤクザ物サイドの「Cold」
とはいえ、脇役で交流があったり過去の知り合いだったりとあまり境はございません。「奪われる唇」「拘われる眸」以外は一話完結ですが、「1コ前の作品」に関連する人物が書かれていることが多いので、発行順に読んでいくのが一番よろしいかと思います。
シリーズ通して一番多く出張っているのが1作目の受のお兄さん的存在(前生徒会長)で4・5作目の主役、黒龍会トップの情夫の花邑史世で、最強伝説を着々と打ち立てています(笑)

つーか、こんなホモだらけの学園&任侠界ってどうよ…。
三歩歩けばゲイカップル
も左もゲイカップル!
ひぃー!
と思うけど我に返らなければ大丈夫
年の差幼馴染下克上、可愛いのから漢らしいのから妖艶なのまで、そりゃもう多種多様な組合せなので、14冊も読めば大抵お気に入りの二人が見つかるはずです。
苗的には可愛い系の「厄介な恋人」「恋一途」とアダルト&大人系な「盟約の恋鎖」「無言の恋咎」辺りがキュンときた!
途中切ない展開でも、全てラブエンドです。

大雑把に付けときます↓
[学園サイド→○ ヤクザサイド→◆ 苗のお好み度→★]
○甘いくちづけ★★★★☆
○甘い束縛★★★★☆
○カラダからつたわる★★☆☆☆
◆奪われる唇★★★★☆
◆拘われる眸★★★☆☆
○◆甘い誓約(番外編短編集)★★★☆☆
○愛されるトキメキ★★★★☆
○この腕の温もり★★★☆☆
◆厄介な恋人★★★★☆
○愛され方と愛し方★★☆☆☆
◆恋一途★★★★☆
◆衝動★★★★☆
◆盟約の恋鎖★★★★☆
◆無言の恋咎★★★★☆

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【2008/08/13 23:52 】
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